さて、模様が波であることはどのようにすれば証明できるでしょうか?
波は、物質そのものではなく、物質の変化のパターンです。だから、波特有(この場合はチューリング波特有)の動きを捉えなければいけません。
下の連続写真を見てください。これは、タテジマキンチャクダイの模様変化を示しています。この魚は、大きくなるにつれて、縞の本数が増え、縞の間隔が一定に保たれます。新しい縞は、ちょうどジッパーが開くときのように一本が2本に分裂していくのです。下のシミュレーションは、チューリング理論による変化の予測です。

人工的に変異を与えてやった場合でも、ちゃんと波の原理に従って模様が動くのが観察されます。下の実験では、ゼブラフィッシュという魚の縞模様のうち、背側の2本をレーザーで焼いて消したあとの変化を見ています。腹側の縞が上のほうに移動して行き、ちょうど釣鐘のような形を作ってしまいました。この変化も、コンピュータの計算とぴったり合うのです。
